安全担う人材など強化 エネルギー・環境会議 原子力技術維持策で

2012年11月28日

エネルギー・環境会議は27日、「革新的エネルギー・環境戦略」の進捗状況を整理し、そのうち、原子力人材・技術の維持・強化策について、経済産業省と文部科学省による中間報告が示された。その他、原子力委員会見直しに向けた有識者の意見、および省エネ、再生可能エネを最大限引き上げながら、わが国の成長や産業の海外展開を目指す「グリーン政策大綱」の骨子も国家戦略室から示され、いずれも年内目途に成案を取りまとめていくことを確認した。


10月に同会議がまとめたエネルギー・環境戦略の進め方で、原子力政策については、(1)核燃料サイクル(2)人材・技術の維持強化(3)国際社会との連携(4)立地地域対策の強化(5)原子力事業体制と損害賠償制度――の各項目と、原子力委員会見直しが具体化すべき内容としてあげられており、そのうち、人材・技術の維持・強化策と原子力委見直しは、年内までの取りまとめを求められている。


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