第2次安倍内閣が発足 現実重視の政策めざす 経産相「原発稼働ゼロ」は再考

2013年1月1日

総選挙での自民党大勝を受け、特別国会が12月26日召集され、衆参両院本会議の首相指名選挙を経て、同党の安倍晋三総裁が第96代の首相に選出された。首相経験者の返り咲きは戦後、吉田茂・元首相以来64年ぶり2人目で、同日、6年ぶりとなる「危機突破内閣」と銘打つ第2次安倍内閣が発足した。経産相には茂木敏充・元金融相が就任し、今後の原子力政策について、前民主党政権の政策を見直していく方針を明確に打ち出した。復興相には根本匠衆院議員を当て、福島の除染や生活再建などの諸課題も一元的に実行するため「福島原発事故再生総括担当」とした。経済財政諮問会議(甘利明担当相・元経産相)を再開させ、国家戦略会議等は廃止した。


安倍新首相は12月26日、首相官邸で就任会見を行った(=写真)。


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第2次安倍内閣が発足 現実重視の政策めざす 経産相「原発稼働ゼロ」は再考