東北電 さらに地質調査 東通破砕帯は「活断層」 規制委有識者会合が報告書 今後、他の専門家からも意見聴取

2013年2月21日

原子力規制委員会の破砕帯調査に関する有識者会合は18日、東北電力東通発電所敷地内の断層について、「耐震設計上考慮する活断層である可能性を否定できない」とする評価報告書を概ね了承した。これに対し、東北電力は、新たに地質調査を実施するとのコメントを発表しており、今後、有識者会合は、他の原子力発電所の地質調査に係る専門家からの意見聴取、電力が実施する調査状況も踏まえ、最終評価を取りまとめる運びだ。


旧原子力安全・保安院専門家会合の指摘を受け、東北電力は昨夏より東通発電所敷地内破砕帯の追加調査に着手し、3月までの最終報告を予定していた。一方、規制委員会は、破砕帯調査に関する有識者会合を組織し、東通については12月13、14日に現地調査を実施した後、同月内に評価会合を二度開催、電力から説明を求めた。


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