電子型ニュートリノ確認 世界初、研究目的の第一歩達成 J−PARCとカミオカンデ 宇宙の謎に迫る

2013年7月24日

今存在する宇宙の成り立ちを解明する――その手がかりとしてニュートリノと呼ばれる物質構成の基本的な粒子の解明に、着実な成果がみられている。19日、国際共同研究グループの発表によると、「電子型ニュートリノ出現現象」が存在することを示す決定的な測定結果が得られたという。


これまで、発射されるとき「ミュー型」だったニュートリノが「電子型」に変化することが予言されていたが、実際に測定されて現象が確かめられたのは世界初。実験は、茨城県の東海村にある日本原子力開発研究機構にあるJ―PARCから発射されたニュートリノを約300km離れた岐阜県飛騨市にある東京大学の実験施設「スーパーカミオカンデ」で観測し、分析を重ねてきた(T2K実験)。


<後略>


ニュートリノ振動実験で宇宙の謎を解明へ

(イメージはT2K実験)

電子型ニュートリノ確認 世界初、研究目的の第一歩達成 J−PARCとカミオカンデ 宇宙の謎に迫る