柏崎刈羽原子力発電所6号機の発電開始にあたって
一般社団法人 日本原子力産業協会
会長 三村 明夫
昨日、東京電力ホールディングス株式会社(東京電力HD)柏崎刈羽原子力発電所6号機が発電を開始したことを心より歓迎いたします。
福島第一原子力発電所事故の反省と教訓を踏まえた徹底した安全性向上対策を行うなど、再稼働に至るまでの約14年にわたって尽力された関係者の努力に敬意を表しますとともに、新潟県、柏崎市、刈羽村をはじめとする地元の皆さまのご理解とご判断に、深く感謝申し上げます。
原子力発電所の再稼働は、電力供給の安定性を高め、化石燃料の持つ燃料調達リスクや価格変動リスクを抑制することにより、我が国のエネルギー供給の強靭化に大きく貢献するものです。とりわけ供給予備力の確保が課題の首都圏を含む東日本においては、その意義は極めて大きいと言えます。
加えて、中長期的にも、脱炭素エネルギーへの変革はもとより、デジタル技術のイノベーションによる電力需要の増加が見込まれる中、経済性の高い脱炭素電源による安定供給は、日本経済の成長と国際競争力を支える基盤であります。
原子力発電の活用において最も重要なのは、安全の確保と立地地域の皆さまからの信頼であります。その信頼は、一過性の取組ではなく、日々の事業活動の積み重ねによってのみ形づくられます。東京電力HDはガバナンス強化、地域経済活性化への貢献、産業振興と雇用創出への取組みを表明しております。引き続き立地地域の皆さまとしっかり対話をし、地域の安全・安心の確保や地域の活性化に向けて努力していくことを期待します。
原子力産業界は、低廉な脱炭素電力の安定供給という社会の要請に、原子力発電の最大限活用で応えるべく、高い安全性と高い品質の確保に不断の努力を重ねてまいる所存です。
以 上
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お問い合わせ先:企画部 TEL:03-6256-9316(直通)