第38回 科学技術・学術審議会 研究計画・評価分科会原子力科学技術委員会 における増井理事長発言内容
一般社団法人 日本原子力産業協会
理事長 増井 秀企
2025年7月1日開催の第38回原子力科学技術委員会において、当協会増井理事長より委員として以下の発言を行いました。
議題2. 最近の原子力科学技術に関する動向及び第 13 期の調査事項について
原産協会の取組みについて、簡単に紹介します。我々は、出前講座の制度を持っており、3名の専業講師がいます。大学や高専に出かけて、最大で90分くらいの、一コマの授業をいただくことをお願いしています。原子力のことだけを訴求するのではなく、エネルギー問題全般について、自分の頭で考えようというコンセプトを担っています。年間で、2000人ぐらいはカバーしています。ただし、これは学生の1%にも満たない非常に少数の学生しかカバーできていません。1回受けていただくと、エネルギー問題だけではなく、原子力の必要性に関する認知がとても上がり、大変効果が高いものだと思っています。
先ほど、2000人と言いましたが、ボトルネックは、大学・高専に相談しても、授業の一コマを渡すわけにはいかない、やることがたくさんあるとのことになっています。文科省から、大学や高専といった教育機関に、エネルギーの教育をしっかりと導入していただくように呼びかけていただくだけでも、ずいぶん変わるのと思っていますので、ご検討いただければと思います。
我々だけではなくて、電事連や電工会も似たような取組みを行っており、これをある程度共通化して、質を高めたいと考えていますので、是非、ご協力いただければと思います。
以 上
<参考>
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu2/055/index.htm
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