第41回 科学技術・学術審議会 研究計画・評価分科会 原子力科学技術委員会 における増井理事長発言内容
一般社団法人 日本原子力産業協会
理事長 増井 秀企
2026年7月28日開催の第41回原子力科学技術委員会において、当協会増井理事長より委員として以下の発言を行いました。
議題3.JAEAの機能強化について
全般的に適切な機能強化の方向性が示されたと受け止めております。
そのうえで、三本柱それぞれについてコメントいたします。
一点目の革新炉開発につきまして、原子力小委員会の議論では、2040年代までに最大550万kW、2050年代までに最大1,600万kWの設備容量を確保することが必要との見通しが示されております。この将来像を実現するためには、先行する革新軽水炉に加え、高速炉や高温ガス炉についても、着実に研究開発を進めていくことが重要であると考えております。JAEAにおかれましては、安全性の確保を大前提としつつ、技術的成立性はもとより、最終的な事業化も見据えつつ、経済性にも十分配慮した開発を進めていただくことを期待しております。
二点目の安全研究につきまして、産業界のニーズを踏まえ、解析コードの開発をはじめとする安全研究を進められるということであり、大いに歓迎しております。産業界との緊密な意見交換を通じて研究開発を進め、実効性のある成果を上げられることを期待しております。
三点目の人材育成につきまして、現在JAEAにもご協力いただき、産官学で人材育成の司令塔機能の検討を進めております。本日示されました「原子力人材育成のための中核機関」の構想は、大変意欲的なものと受け止めております。引き続きJAEAがリーダーシップを発揮し、原子力人材育成に幅広く貢献されることを期待しております。当協会としても、人材育成は、原子力を最大限活用していく上で極めて重要な課題と認識しております。JAEAをはじめ、関係機関と連携しながら、人材育成を力強く推進してまいりたいと思っております。
議題4.ポストANECの検討状況について
ANECの見直しにつきまして、従来の応募者からの提案を基本とする方式から、育成プログラムをあらかじめ決めて、その実施主体を選定する方式へ転換する方向性を非常に高く評価しております。我が国として育成すべき人材像と必要な能力をより明確にするものであり、大変意義深い取組と考えております。
また、ANEC全体の事務局機能をJAEAに一元化することにより、現在検討が進められている人材育成の司令塔機能が一層強化され、人材育成施策をより一体的かつ戦略的に推進できるものと期待しておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
以 上
<参考>
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu2/055/index.htm
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