島根原子力発電所3号機の新規制基準への適合性審査申請にあたって

2018年8月10日

一般社団法人 日本原子力産業協会
理事長 高橋 明男

 中国電力は本日、原子力規制委員会に島根原子力発電所3号機(改良型沸騰水型原子炉:ABWR、定格出力137.3万kW)の、新規制基準への適合性審査に係る原子炉設置変更許可申請を行った。本年5月22日に審査の申請に向け安全協定に基づく事前了解願いを島根県と松江市に提出しており、昨日了解が得られたことから申請を行った。また、事前に発電所から30km圏内の自治体である島根県の出雲市、安来市、雲南市、ならびに鳥取県、同県の米子市と境港市にも報告を行っている。

 同申請が出されるのは、2015年11月の日本原子力発電敦賀発電所2号機以来約3年ぶりで通算27基目となり、また建設中のプラントでは2014年12月の電源開発大間原子力発電所に次いで2基目となった。

 中国電力は島根原子力発電所2号機の申請を2013年12月に行い、既に基準地震動が了承されており、また3号機はすでに原子炉設置変更許可を取得した東京電力ホールディングス柏崎刈羽原子力発電所6,7号機と同じABWRであることから、審査が速やかに進むことを期待したい。

以 上

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