第30回 科学技術・学術審議会 研究計画・評価分科会原子力科学技術委員会 核不拡散・核セキュリティ作業部会における上田委員発言内容
一般社団法人日本原子力産業協会
2026年2月18日開催の第30回核不拡散・核セキュリティ作業部会において、当協会上田課長より委員として以下の発言を行いました。
(1) 核不拡散・核セキュリティに関する最近の取組等について(文科省/ISCN)
資料2-2にありますとおり、本年7月に「IAEAマリー・スクロドフスカ・キュリー・フェローシップ・プログラム(MSCFP)」の核セキュリティ・保障措置にフォーカスしたプログラムが日本で開催されることを心強く受け止めております。将来、各国の原子力分野を担う参加者の方々に、我が国の技術力や核セキュリティ・保障措置の取組みを直接発信する貴重な機会であり、日本への信頼向上にも資するものと考えます。世界的に原子力の活用が拡大する中、こうした取組みを通じて形成される人的ネットワークは、将来的に我が国産業界が海外と連携する際の重要な基盤となります。成功に向けたISCNのご尽力を期待いたします。
(2)核セキュリティにおける先端技術関係の動向について(ISCN)
1点目はドローン対策です。ドローン技術の進展は極めて速く、脅威も不断に変化しております。ドローンは原子力分野に限らず、重要インフラ全般に共通する課題であると認識しております。他分野との連携や良好事例・ベストプラクティスの共有も図りつつ、引き続き産業界へタイムリーに情報提供いただくことを期待いたします。
2点目はAIの活用です。原子力産業界においても、安全性確保を大前提に、業務の効率化や省人化に向けたAI活用が進められておりますが、同時に情報セキュリティやデータ管理の強化など、リスクへの適切な対応が不可欠です。今回示された「セキュリティ・バイ・デザイン(SeBD)」のような考え方は、AIを安全に導入する上で重要な視点であり、産官学の連携のもと、引き続きAIを巡る動向整理を進めていただくことを期待いたします。
3点目は、本年3月に開催予定のサイバーセキュリティ検査コースが、内部脅威対策と一体的に構成されている点を高く評価いたします。いわゆる複合事象への対応を想定した、より実践的な内容となっており、有意義な取組みであると受け止めております。引き続き取組み内容の充実を期待しております。
以上
<参考>
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu2/076/index.htm
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