WNAが2030年までの原子力投資額1兆ドル超と見込む

2015年1月15日

 世界原子力協会(WNA)は8日、今後15年間の世界の原子力関連投資動向を分析した報告書「世界原子力サプライ・チェーン=2030年予測」を公表した。原子炉の新設プロジェクトにより同年までに世界で総計1兆2000億㌦の投資が見込まれるが、その半分以上は中国を中心とするアジア地域におけるもの。これに伴い、中国サプライヤーが世界市場に台頭していくが、原子力産業界で予見される一層厳しい安全要件を満たせるよう、新興国のサプライヤーには能力的な向上が不可欠との見方を示している。【後略】
(1月15日付け号掲載)