中国:建設中の福清6号機でタービン系統のコンクリート打設

2016年8月30日

©CNNC

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 中国核工業集団公司(CNNC)は8月25日、福建省・福清原子力発電所で建設中の6号機(115万kWのPWR)で、タービン発電機系統への最初のコンクリート打設を完了したと発表した(=写真)。同炉では中国が輸出用第3世代設計と位置付ける「華龍一号」を採用しており、すでに2015年12月に原子炉系統部分のコンクリート打設を実施済み。今年5月には格納容器の内張となる最初の鋼製リング・モジュールの据え付けも完了した。今回は予定より7日前倒しの24日に、タービン系統の基礎部分へ4,860立方メートルのコンクリートを48時間かけて打設。今後は、タービン建屋関係の作業が正式に始まるとしている。同発電所では、同じく「華龍一号」設計の実証プロジェクトと位置付けられた5号機(115万kWのPWR)の建設工事が2015年5月に開始され、両炉はそれぞれ2019年と2020年に完成予定である。

 「華龍一号」はCNNCと中国広核集団有限公司(CGN)が双方の第3世代PWR設計を融合して開発したもので、中国ではこれら2基のほかに、CGNが広西省で進めている防城港原子力発電所3、4号機(各115万kWのPWR)建設計画でも同設計の採用を決定。本格的な海外輸出に先立ち、国内で同設計の実証を行う考えだ。また、両社は今年3月、同設計の海外市場売り込みを目的とした折半出資の合弁事業体「華龍国際核電技術有限公司」を正式に発足させた。