中国:35基目の福清3号機が送電開始

2016年9月8日

福清3号機の中央制御室©CNNC

      福清3号機の中央制御室©CNNC

 中国・福建省で福清原子力発電所を所有する中国核工業集団公司(CNNC)は9月7日、建設中の3号機(PWR、108.7万kW)を初めて送電網に接続したと発表した。同国では今年8月、海南島の昌江原子力発電所2号機(PWR、65万kW)が32基目の商業炉として営業運転を開始したほか、紅沿河4号機(PWR、111万kW)と防城港2号機(PWR、108万kW)がそれぞれ4月と7月に初併入済み。これらに続く福清3号機では今後、負荷変動など様々な試験と定格出力での実証運転を実施し、年内にも中国35基目の商業炉として営業運転を始める見通しだ。

 CNNCは福清発電所で合計6基の100万kW級PWR建設を計画しており、1、2号機はすでに2014年11月と2015年10月に営業運転を開始。2012年に着工した4号機も、2017年の営業運転開始が予定されている。これら1~4号機までは、第2世代改良型設計を採用したが、5、6号機では当初予定を変更して中国が知的所有権を保有する輸出用独自ブランド設計「華龍一号」を採用。それぞれ2015年の5月と12月に本格着工している。両炉とも同設計の実証プロジェクトに位置付けられており、英国ブラッドウェルB原子力発電所建設計画への採用など、同設計の海外輸出に活かされることになる。