ロシアのロスアトム社、インドのムンバイに地域オフィス開設

2016年10月25日

 ロシア国営の原子力総合企業ロスアトム社は10月20日、インドのムンバイに同社の地域オフィスを開設したと発表した。インドはロシアにとって古くから主要なパートナー国の1つであり、ロスアトム社がインド南端で開発協力しているクダンクラム原子力発電所では、すでに1号機が営業運転中のほか、2号機が8月末に送電を開始。これに新たなサイトも加えて、今後20年間に少なくとも12基、インドで建設協力するとの戦略的ビジョンも2014年に策定しており、今月中旬にはクダンクラム3、4号機の増設プロジェクトも始まった。ムンバイの新オフィスは、インドのみならずバングラデシュとスリランカにおける同社のプロジェクトも担当。さらに、南アジアの原子力市場における同社のプレゼンス強化や、新たな事業機会の模索も目的としている。

 ロスアトム社は同様の地域オフィスを南米や西欧、中欧、東欧、中央アジア、東南アジア、中東、および北米に設立済みで、このようなオフィス・ネットワーク構築により世界中で一層、事業を拡大していく考え。これは同社の長期開発戦略にも沿ったもので、今後5年間に海外から1,500億ドル相当の契約を受注するという意欲的かつ達成可能な目標も明記されていると指摘した。