中国で建設された4基のAP1000がすべて完成

2018年10月18日

 山東省の海陽原子力発電所に出資する国家電力投資集団公司(SPIC)は10月13日、ウェスチングハウス(WH)社製AP1000設計を採用した2号機を、同日の午前10時頃に初めて国内送電網に接続したと発表した。
 これにより、中国で建設中だった4基のAP1000(各PWR、125万kW)は、すべて送電を開始したことになる。浙江省の三門原子力発電所1号機は6月21日の初臨界達成後、6月30日に初めて送電網に接続されており、9月21日付けで世界初のAP1000として営業運転を開始した。続く2号機は8月17日に初めて臨界条件を達成した後、24日に初併入。年内の営業運転開始を目指している。海陽1号機については8月8日に初臨界を達成し、8月17日付けで送電を開始している。

 (参照資料:中国核工業集団公司(CNNC)、国家電力投資集団公司(SPIC)の各発表資料、原産新聞・海外ニュース、WNAの10月15日付け「ワールド・ニュークリア・ニュース(WNN)」)