昨年の世界の原子力発電所、建設準備活発だが新規運開はゼロ(4/16日号)

2009年4月17日

 日本原子力産業協会は10日、09年1月1日現在の「世界の原子力発電開発の動向」をとりまとめ、昨年1年間に世界で新規に運開した原子炉はなく、稼働中原子炉の数は432基・約3億9044.4万kWであったことなどを明らかにした。

 主な動きとしては、スウェーデンやイタリアなど、かつての脱原子力国が政策を大きく転換し、原子力再生に向けて動きつつあるほか、英米でも新規原子力発電所の建設に向けて、着実に準備が進んでいる。また、インドや中国のように、経済の発展に伴う急激な電力需要増への対応を急ぐ国々では、原子力発電設備の大幅な拡大を計画。インドは現在の400万kWから2032年には6300万kWへ、中国は900万kWの設備を2020年には7000万kWへの拡大を目指している。

詳細はプレスリリースをご覧下さい。

https://www.jaif.or.jp/ja/news/2009/ichiranhyo2009_press-release.pdf