英デコミ機構、新規建設用3サイトの競売実施

2009年5月18日

 英国原子力デコミッショニング機構(NDA)は4月29日、英国で新規原子力発電所の建設候補地である3サイトの競売で、2サイトをドイツのRWEエヌ・パワー社とE・ON英国社の企業連合が、残りの1サイトはEDFエナジー社(英BE社を吸収して成立した仏電力の子会社)が落札したと発表した。

 これら3サイトはすべて、新規原子力発電所建設計画の戦略的サイト選定評価(SSA)プログラムの一環として、英国エネルギー気候変動省が4月15日付けで公表した11の建設候補地リストに含まれていた。

 ドイツの企業連合が獲得したのは、グローセスターシャー州オールドベリー原子力発電所に隣接する48ヘクタールと、ウェールズのウィルファ原子力発電所に隣接してNDAとEDFが所有していた178ヘクタール。

 一方、EDFエナジー社が落札したのは、エセックス州ブラッドウェルの既設原子炉隣接区域の200ヘクタール。