加原子力公社 東電から部品供給契約を受注

2010年1月12日

 カナダ原子力公社(AECL)はこのほど、東京電力からBWR用の部品とサービスの供給契約を受注したと発表した。契約額は数百万ドル程度で、ポンプ・シールのほかスペア・パーツ、および、これら製品を取り付けるための訓練およびコンサルティング・サービスを提供する。
 AECLによると、契約の獲得に成功した理由は、昨年11月初旬に同公社製ポンプ・シールが初めて取り付けられた東電の福島第一4号機が同月末に再起動し、12月3日に無事に定格出力に達したことによる。このような成果は日本とカナダのチームワークの賜物であり、世界の原子力市場でAECLのサービス能力を発揮せしめたとしている。