国連安保理で核廃絶へ決議 「平和利用の権利」も確認

2009年10月8日

 国連安全保障理事会は9月24日、核軍縮と不拡散(NPT)に関する首脳級会合で、米国の提案した「核兵器のない世界」の実現を目指す取組みについての決議案を全会一致で採択した。
 この構想は、今年4月に米国のB・オバマ大統領がチェコのプラハを訪れた際、提唱していたもので、9月の安保理議長国である米国は、核の危険軽減を目標とした行動の幅広い枠組みとなる決議の採択に向けて準備を進めていた。