米露首脳が原子力協力で共同声明、原子力協力協定発効へ努力

2009年7月14日

 米国のオバマ大統領とロシアのメドベージェフ大統領は6日、モスクワでの会談後に両国の原子力協力に関する共同声明を発表し、昨年凍結されていた民生用原子力利用に関する協力協定については発効に向けて協力していく考えであることを明らかにした。

 両国はさらに、昨年8月のグルジア紛争により、正式調印したにも拘らず米議会への承認申請を取り下げるに至った両国の二国間原子力協力協定について触れ、発効に向けて努力していくことを明言。今回合意した第一次戦略兵器削減条約(START1)の後継条約の年内締結とともに、両国の関係修復を印象づけている。

米露首脳が原子力協力で共同声明、原子力協力協定発効へ努力