米レビィ原発計画にフロリダ州がサイト認証

2009年8月20日

 米フロリダ州のレビィ郡でAP1000・二基の建設を計画しているプログレス・エナジー・フロリダ(PEF)社は11日、州知事と州政府内閣から同計画に対するサイト認証(SCA)を獲得したと発表した。(=写真は想像図)

 

 SCAには建設予定の原子炉と送電網がサイト周辺の環境にもたらす影響についての詳細な分析が含まれており、建設工事の開始前に必要となる主要な三承認のうちの一つ。

 

州の公益事業委員会(PSC)はすでに昨年7月、レビィ・カウンティ原子力発電所の必要性を承認しており、残るは米原子力規制委員会(NRC)による建設・運転一括認可(COL)発給のみとなった。PEFでは2012年初頭にもCOLが発給されると見込んでいる。

 

 現在の建設スケジュールについて、PEF社は今年5月、COL発給前の基礎準備工事実施についてNRCの許可が得られなかったため、発電所の完成は当初予定より約20か月遅れ、2016年になる見通しだと発表。

 

 今後の進行については、1月にエンジニアリング・資材調達・建設(EPC)契約を交わしたウェスチングハウス社およびショー・グループとの交渉次第であるとしている。

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