ロシア・バルチック原発計画が進展、近隣諸国へ電力輸出も

2009年9月3日

 ロシア原子力産業の民需部門を統括するアトムエネルゴプロム社は8月19日、カリーニングラード州で検討中のバルチック原子力発電所建設計画について環境影響評価会議が開かれ、今年の10月にも建設認可を申請する目処が付いたと発表した。

 カリーニングラード州はバルト海に面したロシアの飛び地で、周囲をポーランドやリトアニア、ベラルーシに取り巻かれている。120万kW級VVERの標準設計「AEP2006」の建設が2基計画されている点は、レニングラード原子力発電所?期工事と同じだが、同国の建設計画リストの中では「特別プロジェクト」という位置づけだ。