NEIが原子力拡大で 追加の融資支援を要請

2009年11月25日

 米国原子力エネルギー協会(NEI)はこのほど、米国における原子力発電の拡大推進を目的とする政策提言を行い、融資面で連邦政府による追加支援立法の必要性を訴えた。
 米国では今年6月に議会下院がワックスマン・マーキー法案を可決。現在上院がケリー・ボクサー気候変動法案を審議中だが、これらはともに、2050年までに83%の温室効果ガス排出削減を勧告。NEIによると、温暖化に対するこのような取組みについて複数の独立の機関が分析調査した結果、米国内の電力需要を満たしつつ温室効果化ガス排出を削減するには、今後30年から50年間にわたって原子力の大規模な拡大が必要だと結論付けられている。