インド ラジャスタン5が初臨界

2009年12月10日

 インドのラジャスタン原子力発電所5号機(RAPP5)(PHWR、22万kW)が11月24日、最初の臨界に達した。年末から来年初頭にかけて定格出力に達する見通しで、これにより、インドの商業炉は18基、434万kWとなった。
 同機はインド原子力省と原子力発電公社が自主開発した加圧重水炉で、今年1月に、新たに国際原子力機関の保障措置下に置かれた民生用原子炉八基のうちの一基。2月にロシアと結んだ原子燃料の長期供給契約に基づいてロシア産の天然ウランが装荷されている。同発電所ではさらに、RAPP5と同型の6号機がロシア産の燃料を装荷して、来月にも臨界予定だ。