リトアニア 最後の1基を閉鎖

2010年1月20日

 リトアニアは昨年12月31日付けで、同国に唯一残されていた原子炉であるイグナリナ原子力発電所2号機(136万kW、RBMK)を完全閉鎖した。2004年に欧州連合(EU)に加盟する際、課された条件を忠実に守った形だが、代替原子炉の建設計画はその3週間前、ようやく投資者募集の入札を開示した段階。順調に進んだとしても2018年までは、ロシアなど周辺国からのエネルギー輸入依存が大幅に高まるのは避けられない情勢だ。