ヨルダン1号機の立地予定地は適地

2010年5月11日

ヨルダン1号機の立地予定地は適地
ヨルダン原子力委員会(JAEC)のKhaled Toukan委員長は、原子力発電所の資金調達に関するワークショップで、「ベルギーのトラクテベル・エンジニアリング社がヨルダン南部で実施した地質調査の結果、多数のサイトが原子力発電所の立地に適していることがわかった」と語った。同ワークショップには、Samir Rifai首相も出席した。地質調査に続き、今後、環境と安全性に関する影響評価が行われる。
JAECのウェブサイトによると、環境影響調査が実施される地域は、アカバ(Aqaba)から約20kmの地点で、数km内陸に入った海抜450mのところである。1号機は官民共同し資金調達する予定。
JAECは、昨年12月、韓国原子力研究所を中心とするコンソーシャムと契約を締結し、2014年までに同国初の研究炉を建設する。ヨルダンは、2013年には原子力発電所の建設を開始する計画で、海外の炉メーカーからの炉型提案の評価をはじめている。今年はじめ、JAECは仏アレバに対しヨルダン中部でのウランの独占採掘権を与えている(2010年4月27日付WNN)。


(原産協会・国際部まとめ)