米エネルギー省、政府融資保証20億ドルを アレバの濃縮工場計画に

2010年5月28日

米エネルギー省(DOE)は20日、仏アレバ社がアイダホ州アイダホ・フォールズ近郊で進めている遠心分離法ウラン濃縮施設建設計画に対して、20億ドルの政府融資保証を提供すると発表した。原子力関連の融資保証適用は、2月のボーグル原子力発電所3、4号機建設計画に次いで二件目。燃料サイクル・フロントエンドに割り当てられた融資保証枠20億ドルについては、米国濃縮会社(USEC)が仏アレバ社とともに申請書を提出していたが、同社は昨年、DOEから申請の取下げを指示されており、明暗の分かれる結果となった。