米原子力協会・年次総会で サザン社が注目の的に

2010年5月28日

米原子力エネルギー協会(NEI)は18日から19日にかけ、サンフランシスコで年次総会を開催。「原子力のニューフェイス」をテーマに、原子力ルネサンスの活気に湧く総会となった。原産協会からは下山俊次顧問ら2名が参加した。


【サンフランシスコ=石井敬之特派員】 年次総会では、ニューフェイスであるノースロップ・グラマン社の原子力産業界への参入に関する動向や、ツイッターなど新しいソーシャル・メディアが台頭する現代の危機管理対策などが紹介され、新時代を予感させる動きもあった。しかし最も話題となったのはサザン・カンパニーだ。同社のアルビン W.ボーグル発電所増設プロジェクト(AP1000×2基)がオバマ政権から初めて融資保証を付与されることになったことは、米原子力産業界を活気付けており、同社は今回、原子力産業界を牽引した企業に与えられるウィリアム・ステイツ・リー賞を受賞した。


開会挨拶をするNEIのファーテル理事長

米原子力協会・年次総会で サザン社が注目の的に