ヨルダンの研究炉建設計画 韓国が低金利融資提供

2010年8月6日

ヨルダンの計画・国際協力省(MOP)は7月26日、同国初の研究炉建設で、プロジェクトを請け負った韓国が7000万ドルの低金利融資を提供することで両国が合意したと発表した。


研究炉はヨルダンの原子力発電開発計画の第一歩となるもので、これに続いて100万kW級の発電炉をアカバに建設する計画も進捗中。同国はすでに、韓国、仏、露、英、加、スペイン、中国などと原子力貿易の枠組みとなる原子力協定を締結したほか、日本とは26日に協定の締結で実質合意した。米国とも数か月以内に締結にこぎ着けるとしており、同計画受注を巡る攻防は一層激しくなる見通しだ。


融資の合意文書に調印したヨルダンの計画・国際協力省大臣(=右)とヨルダン駐在韓国大使

ヨルダンの研究炉建設計画 韓国が低金利融資提供