米NRG社 STP計画への月次支出を削減

2010年8月17日

東芝や東京電力とともに米テキサス州でサウステキサスプロジェクト(STP)原子力発電所3、4号機の建設計画を進めているNRG社は2日、米政府による同計画への融資保証適用が遅れていることから、同計画の月次の支出額を大幅に削減すると発表した。


これは同社の2010年の第2四半期決算報告で明らかにされた。その中で、月額3000万ドルだったSTP計画への貸付予約を7月1日付けで750万ドルに減額。これに続いて、8月1日には150万ドルを超えない額に引き下げるとしたもの。ただし、この計画のための合弁事業体(NINA社)に12%出資している東芝が支出額の負担増に応じたほか、他の出資者とも調整を図ることから建設計画全体に大きな影響はなく、当初日程どおりに進めていくと強調した。