英デコミ機構 ウィルファ原発の運転2年延長

2010年11月5日

 英国原子力デコミッショニング機構(NDA)は13日、ウィルファ原子力発電所1、2号機(各56.5万kW、GCR)の運転を2年延長することを決めた。
 来年1月で運開後40年が経過する同発電所は、今年末付けの閉鎖が予定されていた。しかし、国内で稼働する原子炉19基中18基までが古いガス冷却炉である英国では、今後、順次廃止措置を取る必要性がでてくるため、廃止措置の実施機関であるNDAとしては万全な安全確保対策を施した上で原子炉をさらに操業し、得られた利益を廃止措置費用の一部としたい考えだ。


世界の高経年化炉トップ20


(注:国際原子力機関の調査による送電開始日を基準とする)

英デコミ機構 ウィルファ原発の運転2年延長