福島事故後、初の進展 日立GEと米WHが応札 リトアニア・旧イグナリナ原発隣接地に計画

2011年6月10日

リトアニアのエネルギー省は1日、ビサギナス原子力発電所建設計画で日立GEニュークリア・エナジー社と東芝傘下の米国ウェスチングハウス(WH)社が同発電所の建設および戦略的投資家となるための提案書を提出したことを明らかにした。昨年末に一旦、振り出しに戻った同入札も、これら2社による新たな展開が望める見通し。事業規模は数千億円規模と見られており、同エネルギー省ではこの夏にも投資家を最終決定する方針だ。福島第一原子力発電所事故後、新たな原子力プラント建設計画の進展が明らかとなったのは初めてであり、事故後も日本の優れた原子力技術に期待する国は多いと言われている。


ビサギナス原子力発電所の建設計画地(廃止になったイグナリナ原発?を挟んだ?または?に建設予定)。右側は同国最大のビサギナス湖

福島事故後、初の進展 日立GEと米WHが応札 リトアニア・旧イグナリナ原発隣接地に計画