福島後の安全向上で協力 中国と台湾の民間団体

2011年10月27日

中国の海峡両岸関係協会(ARATS)と台湾の海峡交流基金会(SEF)は20日、原子力発電所における安全性向上を目的に、台湾海峡を挟んだ中国と台湾の「両岸」が協力していくための協定に調印した。福島第一原発事故の教訓から緊急時の情報交換を迅速化するとともに、双方の原子力発電施設におけるセキュリティ強化でメカニズム構築を目指す考えだ。

台湾は中国による国際原子力機関(IAEA)と核不拡散(NPT)条約への加盟を機に、これらからの脱退を余儀なくされたが、その後も米国および日本とは協力関係を維持しているほか、中国とも民間のパイプを通じて原子力発電所に関する情報交換等で協力してきた。今回の協定締結は過去3年間に7回開催したATATSとSEFの会合の結果、合意に至ったもので、ARATSの陳雲林会長とSEFの江丙坤会長が調印した。

中国と台湾の協力記念式典

福島後の安全向上で協力 中国と台湾の民間団体