ワッツバー2の完成作業を優先 米TVA

2012年3月29日

米国のテネシー峡谷開発公社(TVA)は15日、昨年8月に建設再開を決めたベルフォンテ原子力発電所1号機の請負作業員430名を5月半ばまでにレイオフすると発表した。2007年に建設作業を再開したワッツバー原子力発電所2号機の完成計画との兼ね合いで優先順位を再設定した結果だと説明しており、ワッツバーに燃料が装荷されるまではベルフォンテの建設作業は再開しない方針だ。

出力126万kWのPWRとなるベルフォンテ1号機完成計画では、2018年から20年頃の完成を目標にTVA理事会が昨年8月、49億ドルの投資を承認。アラバマ州のサイトでこの作業に携わっている作業員は現在900名ほどで、このうち半数は発電所サイト勤務。残りはその他の地域の出張所で作業しており、レイオフされる430名のうち、サイトでの作業員は85名に過ぎないとしている。

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2022年のTVAの電源構成

ワッツバー2の完成作業を優先 米TVA