米議会・下院が修正条項可決 ユッカ計画の審査に予算

2012年6月14日

米国の議会下院は6日、今年10月から始まる2013会計年度のエネルギー・水資源歳出法の修正条項を326対81という圧倒的多数で可決した。ネバダ州ユッカマウンテンにおける使用済み燃料および高レベル放射性廃棄物(HLW)の地層処分場建設計画の技術審査を完了させる経費として米エネルギー省(DOE)の予算枠から米原子力規制委員会(NRC)に約1000万ドルを移管する内容。オバマ大統領の民主党政権が昨年9月に終止符を打った同計画の復活を目指す試みで、修正動議は共和党のJ.シムカス議員が提案したが、評決では98名の民主党員が共和党員とともに賛成票を投ずるなど、下院内で同計画の認可審査継続を望む超党派の動きは健在だ。


<後略>


米ネバダ州のモハベ砂漠に位置していた

ユッカマウンテン深地層処分場用サイト

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