建設・運転会社が株公開 中国 原発建設で資金調達

2012年6月14日

中国核工業集団公司(CNNC)が昨年12月に創設した中国核能電力股有限公司(CNNPC)は8日、上海証券取引所で初めて自社株を公開(IPO)することになったと発表した。現在建設中および計画中の原子力発電所5サイトについて資金調達するのが目的で、これらへの投資総額は1735億2400万元(約2兆1000億円)を見込んでいる。


CNNPCはCNNCのほかに、長江三峡集団公司や海上輸送集団公司などが協同出資した合弁事業体で、CNNCが所有する秦山と田湾、両原発の稼働中原子炉9基、およびその他で建設中の10基について建設と運転を担当。今回資金調達の対象としているのは、現在建設中の福建省・福清1〜4号機、秦山原発の拡張工事と位置付けられる方家山1、2号機、ウェスチングハウス社製AP1000となる浙江省の三門1、2号機、海南島の昌江1、2号機、および江蘇省で計画されている田湾3、4号機の合計5サイト・12基だ。


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