原子力は火力等で代替 台湾の新たなエネルギー政策

2012年8月9日

原産協会は7月24、25の両日、台湾の中華核能学会、台湾電力公司(TPC)などとの共催で第27回目の日台原子力安全セミナーを台北で開催した。

台湾では福島事故の影響を受け、馬英九総統が昨年11月に原子炉の運転期間を40年とし、延長を認めないなど原子力への依存度を減らしていく方針を盛り込んだ新たなエネルギー政策を公表。13年前から建設中の龍門(第4)原子力発電所の2基が2016年までに運開した場合、第一発電所の2基を早期閉鎖することも明記されており、今年6月には経済部が同政策を再確認する内容の声明を発表している。今回のセミナーではこの政策の詳細とともに、福島事故の教訓に基づいて既存の3サイト・6基の原子炉で取られている安全性強化対策が明らかにされた。

<後略>

電源別発電設備容量と最大負荷(2012年6月プログラム)

出典:台湾電力公司・蔡富豊氏PP

原子力は火力等で代替 台湾の新たなエネルギー政策