2013年7月に閉鎖へ スペイン最古のガローニャ原発

2012年9月13日

スペイン政府は7日の閣議後に発表した広報文書の中で、サンタマリア・デ・ガローニャ原子力発電所(BWR、46.6万kW)の運転期間延長計画が高額なコスト等を考慮して撤回されたと発表した。政府のエネルギー改革による影響が不透明だとして、事業者が6日に「認可更新を申請することはできない」と発表したのを受けたもの。


このまま行けば同炉は来年7月に閉鎖されることになるが、同炉の技術的な安全性と信頼性については原子力安全委員会(CSN)が「適切な対策を施せば2019年まで運転継続が可能」と繰り返し保証していただけに、総発電電力量の約2割を賄う原子炉8基の一角をあっさり永久閉鎖とするのか、現段階では見通せない状況だ。


<後略>

2013年7月に閉鎖へ スペイン最古のガローニャ原発