英セントリカ社が撤退 英国のヒンクリーポイント計画

2013年2月6日

英国大手のガス・電力供給会社であるセントリカ社は4日、同国で数十年ぶりの原子力新設計画としてEDFエナジー社が進めているヒンクリーポイントC原発計画から撤退する意向を表明した。同国では現在、低炭素電源による電力を固定価格で「差金決済」する制度を盛り込んだ電力市場改革法案が国会審議中。ヒンクリー計画で政府が保証する最低価格も政府とEDF社が交渉中であることから、「プロジェクト全体のコストと建設日程が不明確で、巨額の投資を行う株主への利益還元期限が長期化する」として撤退を決断したもの。EDF社は今後、複数メディアが報じていた中国広東核電集団有限公司(CGNPC)との交渉を含め、セントリカ社に代わって20%出資するパートナーを模索していくと見られている。


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