再稼働に向け追加試験実施へ ベルギーの2基 圧力容器のヒビ徴候問題で

2013年2月13日

ベルギーの稼働中原子炉7基すべてを操業するエレクトラベル社は4日、昨年夏に原子炉圧力容器でヒビの徴候が検出され、停止中のドール3号機およびチアンジュ2号機の再稼働に向け、圧力容器の負荷試験など追加試験の詳細等を盛り込んだ行動計画を連邦原子力規制局(FANC)に提出した。これまでに得られた技術情報その他の報告書から、FANCは1月15日に「両炉を永久閉鎖しなければならないような要素は見あたらない」との見解を発表する一方、行動計画の提示を含め両炉の再稼働を許可するための要件を今月1日付けで公表。エレクトラベル社は3月末までに1次系圧力試験や母材の機械的検査などを実施しFANCに報告書を提出するが、再稼働の可否の判断はFANCの勧告を受けて政府が下すことになる。

<後略>

ドール3とチアンジュ2に対するベルギー規制当局の要求事項(抜粋)

再稼働に向け追加試験実施へ ベルギーの2基 圧力容器のヒビ徴候問題で