AP1000に設計変更 中国 陸豊原発でEPC契約

2013年10月3日

中国の上海核工程研究設計院(SNERDI)は9月29日、広東省沿岸部の陸豊原子力発電所・1期工事の2基について、中国広核集団有限公司(CGN)傘下の中広核陸豊核電公司とエンジニアリング・資材調達・建設(EPC)契約の枠組協定を締結したと発表した。

国務院が陸豊計画の準備作業実施を正式承認した2010年12月時点では、仏国の技術をベースにした100万kW級の「CPR1000」6基を建設すると発表されていたが、国家発展改革委員会は今年3月、陸豊にはウェスチングハウス(WH)社製・AP1000を建設することで計画調整。すでに今年初頭から予備設計や許認可申請書の準備、製造に長期間を要する機器の調達といった前段階の準備作業が始められており、今回のEPC契約枠組協定締結を受けて原子炉系統部分の準備作業が正式に開始される見通しだ。

<後略>