原子力協定実施取り決めに調印 カナダとインド

2013年4月17日

カナダ原子力安全委員会(CNSC)とインド原子力省(DAE)は8日、2010年に両国が調印した政府間原子力平和利用協力協定(NCA)の実施取り決め(AA)に調印した。(=写真


両国政府がNCAの発効手続きを終え次第、カナダの原子力産業界が平和利用分野の核物質や機器および技術をインドに輸出するなど、両国間の本格的な原子力貿易が可能になる。


カナダは1960年代にインドに供給した重水減速研究炉の使用済み燃料が核実験に利用されたことから、同国への原子力支援を停止していた。NCAではカナダの核不拡散政策に基づき、国際原子力機関(IAEA)の保障措置下にある施設に対してのみ、平和利用に限った規制品目の輸出が許されるとCNSCは明言。原子力協定の実施状況もAAに則ってCNSCが監視することになっている点を強調した。


<後略>

原子力協定実施取り決めに調印 カナダとインド