メープル炉の争議で和解 加原子力公社とノルディオン社

2013年8月29日

医療用放射性同位体(RI)の大手販売企業であるカナダのノルディオン社は20日、RI生産専用炉のメープル炉プロジェクトに関して5年に及んだカナダ原子力公社(AECL)との争議で両者が包括的な和解協定に合意したと発表した。

それによると、ノルディオン社はAECLから1500万加ドルを現金で受け取る一方、AECLは調停経費として同社に要求していた約4700万加ドルの請求権を放棄。RI生産施設協定に基づいて双方がお互いを相手取って起こしていた訴訟も取り下げる。また、両者間で結ばれていた既存のRI供給契約を修正し、AECLはノルディオン社へのRI供給を16年10月末まで、放射性廃棄物処分サービスを26年10月末まで継続することになった。

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