欧州理事会・代表委が安全指令改定を了承 17年から定期ピアレビュー導入

2014年6月18日

欧州理事会の常駐代表委員会(COREPER)は11日、2009年の原子力安全指令を改定するという欧州委員会(EC)提案に加盟各国が合意したことを確認し、了承したと発表した。改定版安全指令は福島第一原発事故の教訓、その後にEU域内の原子力発電所で行われたストレステスト、および最新の国際的な安全基準に基づいており、欧州議会も今年4月、同提案に対する支持見解を承認していた。欧州理事会が正式に同提案を採択すれば、2017年から域内で6年毎のピアレビュー制度実施が義務付けられるほか、一般市民に対する原子力施設の安全情報公開を改善するなど、安全性と透明性の継続的な促進に寄与していくと見られている。

<後略>