カザフスタンが省庁再編でエネルギー省を新設

2014年8月6日

カザフスタンのN・ナザルバエフ大統領は6日、既存の10省を廃止する一方、原子力を管轄するエネルギー省を含めて新たに5省を設置するなど省庁を大幅に再編する政令を発表した。

政権システムの効率性向上と合理化が目的だと説明しているが、エネルギー大臣については、ウラン生産量で世界第一位という同国の原子力産業を束ねる国営企業カザトムプロムからV・シコリニク総裁(65)を抜擢。国内油田の生産量低下やロシアとウクライナへの輸出低迷がカザフの経済成長にも影を落としていることから、エネルギー関係部門全体を一つに集約することでその立て直しを図る考えと見られている。

新設のエネルギー省には、廃止が決まった石油・天然ガス省と環境・水資源省から天然資源管理、廃棄物処理、再生可能エネルギー開発、国家開発政策管理等に関する機能と権限を移管。また、同様に廃止される産業・新技術省が受け持っていた電力・原子力関係の国家政策実施責任を負うことになる。

なお、環境・水資源相だったN・カパロフ氏はカザトムプロム総裁への就任が決まったと伝えられている。