サマー増設計画に1年以上遅れ 米国

2014年8月20日

米国で数十年ぶりの新設計画として建設中のV.C.サマー2、3号機増設計画(出力110万kWのウェスチングハウス社製AP1000×2基)に、1年以上の遅れが生じる可能性が出てきた。

事業者のサウスカロライナ・エレクトリック&ガス社を所有するスキャナ社が11日付けで明らかにしたもので、2016年と19年に予定していた両炉の商業運転開始が、それぞれ18年後半〜19年前半、およびその12か月後になるとの見通し。改定版の日程とコスト見積が最終的に今年後半に提示される見込みであるため、同社は改定にともなう保有コストやキャッシュフローを再評価・調整する考えだ。

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