ウィルファ1で運転認可15か月延長 英国

2014年10月9日

英国原子力デコミッショニング機構(NDA)は9月30日、同機構がウェールズ地方アングルシー島で所有するウィルファ原子力発電所(=写真)1号機(GCR、50万kW)が2015年12月末まで、15か月間の運転期間延長を原子力規制局(ONR)から許可されたと発表した。

同炉は世界で稼働する旧型ガス冷却炉(マグノックス炉)としては最後の1基で、1971年に営業運転を開始。当初、閉鎖が予定されていた2010年以降、再三にわたり運転期間の延長が許されており、10年から15年までの期間に同炉がもたらす収益は7億8500万ポンドにのぼる計算だ。同炉はまた、すでに閉鎖された2号機とともに、かつてはウェールズ地方の電力需要の半分を賄っていたことから、NDAは「地元住民にとっても良いニュースだ」と歓迎している。

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ウィルファ1で運転認可15か月延長 英国