中国:防城港2が送電開始

2016年7月20日

©CGN

©CGN

 中国広核集団有限公司(CGN)は7月16日、広西省の防城港原子力発電所(=写真)で2号機(PWR、108万kW)を15日に初めて国内送電網に接続したと発表した。営業運転の開始は年内に予定しており、これにより同発電所Ⅰ期工事の2基が全面的に完成したとCGNは強調している。

 ベトナムとの国境まで約45kmという広西省チワン族自治区にある同発電所は、中国の原子力発電所としては最西端に立地している。Ⅰ期工事の1、2号機では、CGNがフランスの技術に基づいて開発した第2世代改良型の「CPR1000」設計を採用。国産化率は80%を超えるとしており、2010年の7月と12月に相次いで正式着工した。1号機が今年の1月1日付けで営業運転を開始したのに続き、2号機でも5月に燃料の初装荷を実施。6月29日に初めて臨界条件を達成していた。CGNによると、Ⅰ期工事の2基により、同省の新興港湾都市である北海市の経済地区に年間150億kWhの安全でクリーンな電力が供給される。標準炭にして年間482万トンの燃焼を抑えられるため、CO2の排出量も年間で1,186万トンが削減可能になるとした。また、SOxとNOxの排出量も削減されため、32,500ヘクタールの森林保全に役立つとしている。

 同発電所ではⅡ期工事にあたる3、4号機の建設計画も進んでおり、CGNと中国核工業集団公司(CNNC)双方の第3世代設計を融合させた「華龍一号」を採用予定。3号機はすでに2015年12月24日に正式着工したほか、4号機も今年中に建設工事が開始される計画である。