わが国の原子力発電所運転速報:6月の利用率は60%、柏崎7がフル稼働

2009年7月7日

 原産協会の調べによると、6月の国内原子力発電所の稼働状況は、総発電電力量206億7024万kWh(対前年同期比8.6%増)、設備利用率59.9%と、この3月から概ね横ばいとなっている。

 炉型別では、引き続きPWRが好調だが、北海道電力泊2号機、関西電力高浜3号機、九州電力玄海4号機の5月からの定期検査に伴う停止を反映し、設備利用率は79.3%と、8割台を割った。

 震災により全基停止していた東京電力柏崎刈羽発電所では、他号機に先駆け試験発電を開始した7号機が月内を通じてフル稼働した。現在も停止中の1?6号機を除くと、国内全体の設備利用率は69.9%となる。