規制委 ABWR初の長期施設管理計画審査 柏崎刈羽6号機、技術論点の確認を終える
22 Jul 2026
原子力規制委員会(規制委)は7月16日、東京電力柏崎刈羽原子力発電所6号機(ABWR、135.6万kWe)の長期施設管理計画認可申請に関する審査会合を開いた。6号機は改良型沸騰水型軽水炉で、同型炉の長期施設管理計画が審査されるのは初めて。東京電力がこれまでの指摘事項への回答を説明し、規制側は現時点で必要な技術的論点を確認できたとの認識を示した。今後は申請書の補正内容や補足説明資料への反映をヒアリングで確認する。
長期施設管理計画は、運転開始から30年を超えて運転する場合に10年ごとの認可が必要となる制度で、6号機は今年11月に運転開始30年を迎える。今回の審査の焦点は、ABWRの設計上の特徴を長期運転の劣化評価にどう反映するかだった。東京電力は、原子炉格納容器や原子炉冷却材再循環ポンプなどに設計上の特徴がある一方、劣化評価には実績のある手法や規格基準を適用でき、長期施設管理計画における劣化評価として特異性はないと整理。給水系・復水系配管の耐震評価や上部格子板グリッドプレートの点検計画などを示し、規制側はこれらの技術的論点を確認できたとした。
一方で規制側は、格納容器の評価対象部位や劣化事象の記載を明確化・拡充するよう求めたほか、申請書の記載漏れや配管解析の委託作業に関する記載誤りにも触れ、適切な体制の下で補正書を作成するよう要請した。東京電力は、7月中に補正方針を示した上で最終的な補正を行う考えだ。





