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米NRC 国内初となるBWRX-300の建設許可を発給

01 Oct 2026

桜井久子

© @NRCgov/ X

米原子力規制委員会(NRC)は9月28日、テネシー峡谷開発公社(TVA)に対し、テネシー州オークリッジのクリンチ・リバーサイトで計画するGEベルノバ日立ニュークリアエナジー(GVH)社製の小型モジュール炉(SMR)「BWRX-300」(BWR-300, 30.0万kWe)の建設許可を発給した。BWRX-300の建設許可は国内初であり、商用の軽水炉型SMRとしても国内初。NRCによる審査は14か月で完了した。

NRCのH.ニー委員長は「審査期間が予定より4か月早い。これこそが新体制のNRCの姿だ」と述べ、新体制のNRCが厳格で信頼性の高い安全判断を下し、米国の主要な原子力プロジェクトを前進させることができると強調した。

NRCは2025年7月にTVAの申請の審査を正式に開始。2026年6月にNRCスタッフが包括的な安全性評価を完了し、TVAの建設許可申請がすべての規制要件を満たしていることを確認した。

今回の許可発給は、規制の効率化や許認可手続きの合理化、連邦政府と産業界の連携強化を反映したもの。今後、米国内でBWRX-300の建設許可を申請する事業者にとって、許認可手続きの先例となり、予見可能性を高め、障壁を低減することにより、全米での導入拡大が期待されている。

TVAのクリンチ・リバーサイトは、米エネルギー省のオークリッジ国立研究所に近接しており、米国の原子力イノベーションの中心地となっている。 地域社会や州、連邦政府からの強い支持を受け、拡大を続ける米国の原子力サプライチェーンと将来のSMR開発の良好モデルとしても注目されている。テネシー州のB. リー知事は、「このプロジェクトは、テネシー州のイノベーションの歴史における新たな章の幕開けとなる。米国のエネルギー安全保障を強化し、将来の世代に機会を創出するものだ」と述べた。

なおTVAは、燃料装荷と運転開始に先立ち、NRCから別途、運転認可を取得する必要がある。クリンチリバー・サイトについては2019年12月、NRCよりSMR建設用地として事前サイト許可(ESP)を取得している。

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